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革やレザーに刻印として使えますか?

 他社にて刻印と焼印が兼用できるものが発売されてたり、当方で製作した焼印を刻印として使用してるとWEBで紹介されてると聞きますが、当社の焼印は基本的に打刻印としては販売してせん。電気ゴテ式に使われる印面は真鍮は銅合金ですので衝撃に弱く変形します
 注意して使えば使えないことは無いのでしょうか基本的に真鍮は金属としては軟素材です。熱処理加工をした鋼で製作した本格的な革用の刻印とは違い強度が弱いのでトラブルの報告が多々ありますので真鍮製の印面と打刻印としての仕様は推奨致し兼ねます
 
 刻印とは印面の加工技術の違いも大きくありますが素材の処理として通常打刻印の素材は鋼等の素材を過熱し焼入れ等の熱処理をし、高度の調整を行った素材で印面を製作するものだと解釈しておりますおります。その点につきまして焼印と刻印を同等と考える業者と少々見解が違う次第です。弊社では刻印製造をしてる方に敬意を払い打刻印は差別化して扱わせて頂いておりますのでご理解頂ければ幸いです。

では実際どうやって刻印するべきか?

 革に捺す場合は型押しとして使うのが無難だともいます。実際、当方に真鍮製の電気ゴテの印面のみ、直火式の印面のみのを製作しレザークラフトの刻印としプレス機等に付けて押し型をつけて加工されてる御客様は好評を頂き毎日注文がありお問い合わせを頂いております。
 革用のプレスは勿論、万力やクランプなどを用いて革と印面を挟んで使用するのがベストだと思います。印面自体は本格的な刻印の様に鏨で目タテはしませんが焼印と言えで0.1ミリ以下の刃物で加工しますので精度は良好です。

どの材質で刻印を製作するべきか?

  材質としましては真鍮や鋳鉄でも可能ですが真鍮は電気ゴテ式用の印面としては熱伝導が高いので優秀なのですが銅合金ですので柔らかいです。打刻したら簡単に曲がります。(真鍮の打刻はお勧めいたしかねます)。また腐食しますと緑青がでますので革に使う場合、革が変色する可能性がありますので嫌われるケースがあります。鋳鉄は非常に頑丈ですが革に圧着しますと鉄染みを起こし青黒く変色する場合があります。

 その点を踏まえますと型押しの場合、価格は高くなりますがステンレスでの印面製作をお勧めいたします。ステンレスは変色しませんし硬度も真鍮よりは高いので鋳鉄ほどではありませんが変形に強い方ですので革に捺すプレスに使うレベルであれば問題ありません。また酸化しないので緑青の出る真鍮や錆びる鋳鉄と違い腐食しにくいのが強みです。予算を見て長く使うことを考慮しますとステンレスの焼印を流用して押し型としての仕様はお勧めできます。

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