焼印とは金属に文字や絵柄を彫刻したものを加熱して捺し付け焦がして印字する器具です。対象物が焦げ絵柄や文字や屋号が簡単に取れに難い印字をして所有権や目印、識別する印字をするものです。作り方は古くはデザインを砂に絵柄を書き(砂型)そこに金属を流し込む鋳物での製作が主流でしたがコンピューター化が進み金属を直接彫る工法が主流です。
印面の素材としましては古くから代表的なのが鋳物で製作したころの名残のせいもあり真鍮や砲金等の熱の伝わりが良い銅合金、火で炙る場合は耐久性が優先された鉄(鋳鉄)が主流ですが最近では食品に対する安全面性を配慮する希望によってステンレスで製作するケースも多くなりました。
本ページではオリジナル焼印を製作する上で目的に沿った仕様や取り扱い、素材等、何が最適か解らない事を焼印を製作する上での基本的な解説させて頂きます。焼印についての仕様や用途などの疑問など初めて焼印を作る方なども含め解説させて頂きます。
また一般的な焼印の見解とは別に焼印工房のこだわりも御座います。詳しくはこちらのページで解説しておりますので一度ご覧いただけましたら幸いです
焼きごてと刻印との違い
焼印は加熱して焦がし刻印は加圧して変形させる
焼きごてとよく間違われるケースが多いのが刻印です。刻印は素材に対して衝撃や重量圧力を加えて対象物を凹ませる器具です。印面の熱伝導や熱の耐久性を要する焼印と違い印面の衝撃にと圧力に対する強度が必要になり、印の彫り方も違いがあるのは勿論焼き入れ加工をして強度を出す場合もありそこが大きな違いです。
革などで刻印する用途で刻印と比較しますと安価な焼印を刻印がわりに注文されるケースが多いですが強い衝撃を与えると印面が変形します。面当たりがを考慮してプレスにつける場合は変形にしくいかもしれませんが、真鍮の焼印の印面で打刻した場合は印面が反りますので弊社としましては一部の同業他社と違い焼きごてと刻印は一線を引いた違うものだと認識でおります。
その点につきましては革に刻印する方法のページでも詳しく解説しておりますのでご参照ください
火で炙る直火式と半田コテで加熱する2種類の焼印について
焼印の仕様は大きく分けて火で炙って使う直火式と半田ごてに印面を付ける電気ゴテ式が御座います。各々の特性やメリットデメリットを下記の表に纏めました。使用目的や理想とする作業工程や仕上がりなどを考慮して焼印の仕様をご検討ください。
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電気ゴテ式焼印 |
直火式焼印 |
| 加熱方式 |
電気ヒーターで加熱 |
ガスやコンロで炙って過熱 |
| 温度及び温度管理 |
◎600度弱までしか上がらないが比較的均一な仕上がり |
1200度まで耐久性があるが均一に仕上げるには熟練が必要 |
| 立ち上がり時間 |
最高温度になるまで10~15分 |
◎印の大きさや熱源にもよるが2~5分程度で使用可能 |
| 作業効率(連続使用) |
◎ 長時間でも比較的安定した焼き押しが可能 |
△ 長時間作業では温度変動が大きく再加熱が必要 |
| 仕上がりの均一性 |
◎ 均一な焼き印が押せる(大量生産に向く) |
△ 技量に大きく左右されやすい。焼きムラが出るが手仕事感が演出 |
| 扱いやすさ・安全性 |
安全性が高いが電源の入れっぱなしに要注意! |
火気使用のため危険性があり、環境を選ぶ |
| ランニングコスト(本体価格) |
▲電気ゴテ代と故障リスク。真鍮製の場合印面が摩耗。温度調節器が |
◎安価。印面メンテナンスが重要 |
| 用途の幅 |
クラフトでは幅広く使えるが食品の場合熱量が不足し焦げなかったり生地が張り付く |
万能。高温加熱化可能なので食品全般に強い |
| 印面の素材 |
▲真鍮◎ステンレス |
◎鋳鉄◎ステン(変形する場合有) |
真鍮:電気ゴテ用に熱伝導性を重視
真鍮は熱の伝わりが優れた銅合金の中では焼印に適した素材です。特に電気ゴテ式焼印では、熱伝導性の高さが最も重要な要素となるため、基本素材として真鍮を採用しています。銅合金としては焼印に最適な素材です。真鍮にも色々な種類がありますが、弊社では安全性に配慮したカドミウムを含まない真鍮を使用しております。
銅が主成分で熱伝導が高い反面、硬度が低いので摩耗しやすいので耐久性においては鋳鉄やステンレスと比較すると弱いです。
鋳鉄:耐久性と強度を重視
鉄に炭素を含んだ合金である鋳鉄をは、昔ながらの頑丈で長持ちする焼印の素材です。鋳鉄は火による摩耗に非常に強い素材です。車のエンジンにも使われます。直火式焼印では、直接火にさらされる為、耐久性と強度が求められますので最適な素材です。
主成分が鉄ですので比較的食品に対する安全性も良いですが鉄のフライパンや包丁同様に錆び易いので焼印使用後は清掃し油分を含ませて保管してください。
ステンレス:食品への安全性と耐久性を重視
ステンレスは腐食や摩耗に非常に優れた金属です。近年、食品への焼印に対する安全性と耐久性の要望が増えているため、ステンレス製焼印の製作にも対応しております。ステンレスは食品に対する安全性が高く衛生的ですが、火で炙ると真鍮程ではありませんが若干変形するため、基本的に電気ゴテ式専用の素材となります。
難点はステンレスの加工には非常に手間と時間がかかる為、真鍮よりも3~4割ほど価格が割高になり納期も完成までに5営業日程度時間を要しております。また熱伝導率が非常に悪いので加熱に時間を要したり、電気ゴテ式の場合は大型のものは製作出来ません。

焼印の価格は電気ゴテ式焼印と直火式焼印の2系統に分かれます。製作価格はサイズによる一律価格ではご案内しておりません。理由はサイズによる一律価格にした場合、製作内容による難易度による不平等によるご意見が多い為です。
故に弊社では1件1件、印面の大きさや使用する材料、支給データーの形式や内容、彫刻時間を元にを算出しますので 実際の印面の版下となりますデザインやレイアウトを拝見した上で御見積させて頂いております。
目安としましては直火式焼印は税込4400円より。電気ゴテ式焼印は税込5830円より製作しております。詳しくは専用ページにてご案内しておりますのでご確認願います

↑真鍮製 電気ゴテ式焼印はこちらをクリック
製作価格は電気ゴテ代金込みで5830円より。電源に差すだけで簡単に使用可能!
火で炙る必要なく一度に沢山の刻印作業される方や初心者にもお勧めです
↑鋳鉄耐久型 直火式焼印はこちらをクリック
製作価格は4400円より。丈夫で長持ちの頑丈な焼印です!
火で炙る仕様で変形や摩耗に強く、鉄がベースの素材ですので食品に対する安全性で好評です
焼印工房では以下の要領でオリジナル焼印がご注文できます。
WEB見積フォームかFAXフォームより申込み
必要事項を明記の上、デザインを添付する等、製作内容や要望をお知らせください。
焼印のデザインにつきまして詳しくは焼印デザイン提出方法のページにて詳しく御案内しております。
見積の回答が届きます
通常1営業日内で返信メールが届きます。
製作可能な場合は御見積金額の案内がありますのでご検討ください
発注 デザイン打ち合わせ
御見積に同意いただけましたら発注願います
発注後、速やかに原寸レイアウトを製作の上、デザインの打ち合わせとなります
焼印製作開始 発送
レイアウトご了承頂けましたら製作加工に掛かります
通常はデザイン打ち合わせ完了後3~5営業日内で発送します
詳しくは、「注文方法 お取引の流れの」ページにてご確認願います
焼印に関する独自の見解をコラムで公開しています。
弊社は日本全国より御注文頂きました焼印をひたすら自社で朝から晩まで製作し日本中に発送しております。
焼印づくりで得た経験や考え方、焼印の知識や情報アドバイスなどを少しでも役立事を配信させて頂きます
・革に刻印する方法について
・ホットスタンプについて他
他にも御座いますので詳しくは 「焼印工房の独り言」 のページにて
会社概要
焼印工房では以下の。
会社概要
必要事項を明記の上、デザインを添付する等、製作内容や要望をお知らせください。
特定商取引表記
通常1営業日内で返信メールが届きます。
製作可能な場合は御見積金額の案内がありますのでご検討ください
個人情報保護方針
御見積に同意いただけましたら発注願います
発注後、速やかに原寸レイアウトを製作の上、デザインの打ち合わせとなります
サイトマップ
レイアウトご了承頂けましたら製作加工に掛かります
通常はデザイン打ち合わせ完了後3~5営業日内で発送します
詳しくは、「注文方法 お取引の流れの」ページにてご確認願います
焼印の制作事例
焼印の注文は御見積フォームより必要事項を記載の上お申し込み頂きますが、まずは注文方法から納品されるまでの全体の流れを把握してください。詳しくは注文方法お取引の流れのページにて解り易く解説しておりますのでご確認ください
もちろんお見積は無料です。大体の御見積もり金額でよろしければ電話にても算出させていただきますが正式な御見積もり申し込みは、メール御見積フォーム、FAX御見積フォームにてお申し込みください。