ここ数年、海外製の安価なホットスタンプ(箔押し機)が流通して一般の方でも入手できるようになりました。取説等に解釈の問題があるようですが特別難しい器具ではありませんのである程度は目をつぶれば価格を考慮すると便利なものですのでユーザーが増えるのも納得です。
それに伴い焼印工房のホットスタンプ用の刻印の対応について毎日メールや電話で問い合わせご相談が日々増える一方であり様々なユーザー様からの意見や感想を聞く機会が多くここでご紹介させて頂きます
★ホットスタンプについて

電話: 0134-32-0550
受付時間: 平日 AM 10:00 〜 PM 5:00
ここ数年、海外製の安価なホットスタンプ(箔押し機)が流通して一般の方でも入手できるようになりました。取説等に解釈の問題があるようですが特別難しい器具ではありませんのである程度は目をつぶれば価格を考慮すると便利なものですのでユーザーが増えるのも納得です。
それに伴い焼印工房のホットスタンプ用の刻印の対応について毎日メールや電話で問い合わせご相談が日々増える一方であり様々なユーザー様からの意見や感想を聞く機会が多くここでご紹介させて頂きます
ホットスタンプは、内蔵されたヒタープレートに金属の印面と取り付け革やレザーにロゴや文字などの焼印を捺すための器具です。加熱された金型に熱転写箔を巻き付け、それを革の上に押し当てることで、熱によって素材を焼いたり箔押し機と使用されるケースもあります。
最近のホットスタンプは、熱制御装置が付いておりますので温度管理が容易ですので革製品を加工する工場やアトリエ、手作りの革小物や革細工を趣味とする方々に広く使われています。一番需要が多いのは革製品にブランド名やロゴを刻印するために使用されますが、カスタムオーダーの革製品に名前やメッセージを刻印する際にも利用されます。 ホットスタンプの利点は、温度管理が容易ですので美しい刻印を作成できることで比較的高い精度で革に再現されます。また、熱転写箔は様々な色や質感があり、木製品や革製品のデザインに合わせて選ぶことができます。
ただし、ホットスタンプは電気ゴテ(半田ごて)より熱の発生量が弱いので捺す素材によっては弱かったり焦げない場合もあります。特に食品に捺す場合は熱量が必要なので焦げない場合が多々報告されます。また熱量が弱いので真鍮製印面は取り付け可能ですがステンレスや鋳鉄の印面は熱伝導性が低いのでヒーターに熱が印面に伝わりません
またヒーターより小さい印面を取り付けますので捺す素材に対して捺したいところに狙いにくく、刻印取り付け時の初期の設定に苦労されるケースが多いです。
ご存じの通り通常焼印工房の彫刻精度は勿論ですが刻印はデフォルトで4ミリ彫りにて煙抜きの穴あけ加工を行いました上で納品しております。価格と納期は少しでも綺麗に捺し易くする為です。その印面をホットスタンプ(箔押し機)に付けて使用するにあたり、プレートに取り付けてしまうので煙抜きの穴は役目を果たさなくなりますが(ホットスタンプのデメリット1)4ミリ彫りである事により2ミリ3ミリ彫りの印面よりは再現性が高い為、焼印工房への依頼がある次第です。
弊社の印面は真鍮でも平面制度良好ですのでホットスタンプに取り付けは可能ですのでも注文頂ければ幸いですが、1点だけ確認頂きたいのは裏面のネジ穴加工を希望される場合のネジサイズの確認です。初期についてる刻印固定のボルトの問題であり何パターンかあるようです。通常殆どが5ミリですが時々製造時期などの違いのせいか8ミリなどのケースもありますので必ず明確に確認いただく必要があります。ネジサイズを間違えますとネジ穴のあけ直しや最悪の場合は印面を作り直さなければなりません。故にご注文の際は必ず明確にネジサイズをご確認の上お申し付けください。
特に難しい事は御座いません。刻印にホットスタンプ付属のボルトを付けプレートに固定するだけです。問題なのはここからで、連続して作業するにあたり位置決めをすることです。(デメリット2)
まず印面はプレートに対して平行に取り付けることです。歪むと台座に治具等を付けるにあたるのメモリから起点を見つけにくかったり、逆算しにくくなります。捺す素材を置いて印面を下ろしたら、台座にマーキングして素材の置く位置を決めまそこに定規のなるものを貼り付け素材が動きにくい様にします。あとは素材を交換して焼印を押す作業になります。
温度は木材でしたら350度以上。革でしたら80~150度程度が一般的だと思います。素材に合わせて温度を好みや作業ペース等を考慮して見つけ出していきます。